nitomath’s blog

分からなかったことのメモ

コンバータとインバータとは何か

日本の家庭用コンセントには 100~\mathrm{V} 200~\mathrm{V}の交流が来ています。 普段、私達はコンセントにパソコンやスマホを繋いで使用していますが、パソコンやスマホは直流で動作するように作られています。

このように交流電源(コンセント)に直流で動く機器(パソコンやスマホ等)を接続して機器を動かせるのは、電気を交流から直流へ変換する回路が電源と機器の間に存在するからです。

ACアダプタという言葉を聞いたことがあるでしょうか。 スマホの充電器でいえばコンセントに挿す、直方体になっているところです。 ノートパソコンでいえば、電源コードの途中にある直方体になっているところです。

ACアダプタの内部には交流を直流へと変換する回路が含まれています。*1 そのため、交流が出てくるコンセントと直流で動くスマホやパソコンを接続しても、なんの不自由なくそれらの機器を使うことができます。

このような交流を直流へと変換するものをコンバータと言います。 反対に、直流を交流へと変換するものをインバータといいます。

コンバータは、例えばダイオードの整流素子を用いることで交流から直流への変換を実現しています。 インバータは、例えばスイッチを用いて出力へ流れる電流の向きを変えることで直流から交流への変換を実現しています。

*1:実際には交流を直流へと変換する回路だけでなく、電圧を下げるためのトランスや電流を安定させる安定化回路も含まれます