nitomath’s blog

分からなかったことのメモ

「電圧はかかっているが電流は流れていない状態」を実際に計測する

下図のような回路(?)があるとします。*1

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不完全な回路

このとき、点Bと点Cの電圧は E~[\mathrm{V}]ですが、これらの点を流れている電流は 0~\mathrm{A}です。 このように、「電圧が 0でなくとも、電流が流れないことがある」ということを知識としては知っていますが、実際にこのような回路で計測したことはありませんでした。

ということで、実際に計測をして「電圧が 0でなくとも、電流が流れないことがある」ことを確かめてみました。

適当な回路を組んでBC間の電位差(抵抗の端子間電圧)を計測した結果が次の画像です。電源電圧は E=1~[\mathrm{V}]としました。

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抵抗の端子間電圧(BC間の電圧)は0Vだった。

結果は 0~\mathrm{V}オームの法則より、抵抗の端子間電圧が 0~\mathrm{V}ということは抵抗を流れている電流は 0~\mathrm{A}であると言えます! つまり、電流は流れていない!!

……至極当然のことを確かめる結果となりました。 しかし、理論や知識として知っていることを実際に確かめるのは楽しいです。

おまけ

AC間の電圧が 1~\mathrm{V}であることを確かめています。

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AC間の電位差は1Vだった。

*1:繋がっていないので回路と呼べるのかわかりませんが、なんと呼べばいいのかわからないのでとりあえずこの記事では回路で通します。